[ベルリン 2日 ロイター] – ドイツのメルケル首相は2日、新型コロナウイルスの感染第2波を抑制する制限措置を来年1月10日まで延長すると発表した。

12月20日を期限としていた現行の措置では、レストランやホテルが閉鎖され、私的な集まりは2世帯・5人までに制限されている。

メルケル首相は州首相との会談後の記者会見で「各州が12月20日から1月10まで制限措置を延長する」と表明。次回の協議は1月4日に行われるが、「原則として現状を維持する見込み」と述べた。

ドイツの新規感染者数は減少し始めているが、この日確認された新型コロナ感染症による死者数は487人と過去最多を記録。最悪の事態を免れていた地域では感染者が急増している。

バイエルン州のゼーダー首相は、死者数の多さは1月までの制限措置実施を正当化すると指摘。「今後数週間で措置が十分なのかどうかを検討することになる」とした。