米ミシガン州のベンソン州務長官(写真)は、武装した数十人の抗議者が5日夜に自身の自宅前に集まり、11月大統領選で不正があったと訴える騒ぎがあったと明らかにした。デトロイトで8月撮影(2020年 ロイター/REBECCA COOK)

[7日 ロイター] – 米ミシガン州のベンソン州務長官は、武装した数十人の抗議者が5日夜に自身の自宅前に集まり、11月大統領選で不正があったと訴える騒ぎがあったと明らかにした。

ソーシャルメディアに投稿された一連の動画には、抗議者がベンソン長官宅前で「ストップ・ザ・スティール(盗みをやめろ)」と書かれたプラカードを掲げ、スローガンを唱える様子が映っている。

ベンソン氏はツイッターへの投稿で、抗議者が米選挙制度の安全性や正確性を巡る虚偽の情報を拡散しようとしていると批判。「私の自宅前で出された要求は曖昧かつ不快、脅迫的だった」と述べた。

大統領選で激戦州となったミシガン州は先月、民主党のバイデン次期大統領が同州で勝利したとする選挙結果を認定。トランプ大統領は複数州で大規模な不正があったと主張し、同陣営はミシガン州の選挙結果不承認などを求め連邦地裁に提訴。しかし、その後訴えを取り下げた。