[ウィルミントン(米デラウェア州) 15日 ロイター] – バイデン次期米大統領がピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)を運輸長官に起用すると、複数の関係筋が15日明らかにした。

若手のブティジェッジ氏は民主党の大統領候補指名争いでバイデン氏と争い、初戦のアイオワ州党員集会で勝利し注目を集めた。指名争いから退いた後は直ちにバイデン氏に支持を表明し、穏健派の支持固めに寄与した。

バイデン氏は78歳と史上最高齢の米大統領となるため、2期目を目指さない可能性があるとみられており、ブティジェッジ氏はハリス次期副大統領と並び、次世代の大統領候補として注目される。

また、ブティジェッジ氏の指名が上院で承認され、運輸長官に就任すれば、同性愛者を公言する初の閣僚となる。

ニュースサイトのアクシオスは先週、事情に詳しい関係者の話として、ブティジェッジ氏が中国大使に指名される可能性があると報じていた。

ブティジェッジ氏の運輸長官への指名を巡り、バイデン氏の政権移行チームとブティジェッジ氏の代表からコメントは得られていない。