【ワシントン時事】バイデン次期米大統領が勝利した大統領選の選挙人投票の結果を公式に集計する6日の上下両院合同会議で、11人の共和党上院議員が、結果への異議申し立てに賛同する見通しとなった。米メディアが2日伝えた。結果が覆る可能性は事実上ないが、支持層を意識し、「不正」を理由に敗北を認めないトランプ大統領への忠誠をアピールする狙いとみられる。
11人の上院議員は現職のクルーズ氏や、新たに就任するハガティ前駐日大使ら。既にホーリー上院議員が異議申し立てを発議する意向を表明。米メディアによると、下院議員も少なくとも140人が賛同する意向だ。
クルーズ氏は声明で、異議申し立てを認め、10日間の「緊急監査」を実施すべきだと訴えた。「信頼性のある監査は、選挙への米国民の信頼性を高め、次期大統領の正統性を強化する」と主張した。