[2日 ロイター] – 暗号資産(仮想通貨)のビットコインが2日の取引で初めて3万ドルの大台を突破した。主流の決済手段になるとみるトレーダーや投資家が増加している。
2020年は年間で300%超上昇。約2週間前に2万ドルを突破してから50%超上げている。
ビットコインは誕生からまだ10年程度だが、2020年はインフレヘッジや短期で利益を上げる手段のほか、主流の決済手段になるとの期待から大口投資家の需要が拡大した。
国際的なブロックチェーンプロジェクト「チェーンリンク」の共同創業者、セルゲイ・ナザロフ氏は「ビットコインはいずれ10万ドルを超える可能性が非常に高い」と指摘。「法定通貨への信頼は何年も前から着実に低下してきた。新型コロナウイルスによる経済的打撃を受けた金融政策でこの流れがさらに加速した」との見方を示した。