アメリカの連邦議会にトランプ大統領の支持者らが乱入した事件を受けて、IT大手のアマゾンは国内の保守派の間で利用が広がっているソーシャルメディアの「パーラー」に提供してきたサービスを停止しました。パーラーは利用ができなくなっていて、運営会社は措置の差し止めを求めて提訴しました。

パーラーは言論の自由を掲げ、原則として利用者の投稿内容をチェックしないとうたっていて、トランプ大統領の支持者など保守派の人々の間で利用が広がっています。

パーラーのサイトの運営にはアマゾンのサービスが使われてきましたが、アマゾンは11日までに、暴力を助長するような投稿が相次いでいるにもかかわらず、削除などの適切な対応をしていないとして、サービスの提供を停止しました。

これによってアメリカではパーラーの利用ができなくなっています。

これに対してパーラーは、政治的な敵意に基づくものだとしてアマゾンの本社がある西部ワシントン州の連邦地方裁判所に措置の差し止めを求めて提訴しました。

パーラーをめぐってはグーグルとアップルがアプリの配信を一時停止していてIT大手各社が対応を強めています。