[アラモ(米テキサス州) 12日 ロイター] – トランプ米大統領は12日、大統領罷免に向けた合衆国憲法修正25条の発動を懸念していないと述べた。

トランプ氏はテキサス州に建設されたメキシコとの「国境の壁」を訪れ、「私に対する憲法修正25条のリスクはゼロだ」と断言。行使すれば、「バイデン次期大統領や次期政権にしっぺ返しが及ぶだろう」と述べた。

さらに弾劾に向けた動きを「米史上最大の魔女狩り」と批判し、「大規模な怒りや分断、痛みを招き、米国にとって非常に危険だ」と述べた。

米民主党は前日、トランプ大統領が連邦議会議事堂襲撃に絡み反乱を扇動したとして、弾劾訴追に向けた決議案を下院に提出し、弾劾手続きに入った。13日までにトランプ氏が辞任するか罷免されなければ、同日にも弾劾に踏み切る方針だ。