中国では北部で発生した新型コロナウイルスのクラスターの感染拡大が続く中、昨年4月以来初めて新型コロナ感染症(COVID19)による死者が報告された。新規の国内感染例は124件で、うち81件が河北省、43件が黒竜江省だった。北京に近い河北省は複数の都市をロックダウンしている。
韓国では14日午前0時までの24時間の新規感染者が524人と、前日の562人から減少した。4日連続で600人を下回った。聯合ニュースによると、同国は社会的距離のレベルと、5人以上の集まりを禁止する措置を延長する可能性が高い。
米カリフォルニア州は同州アナハイムのディズニーランドに新型コロナワクチンの大規模接種拠点を開設した。米疾病対策センターは入国者のコロナ検査要件を公表した後、渡航拡大につながる可能性がある新たな措置を検討している。モンタナ州の共和党新知事は、民主党の前任者が課したコロナ規制措置を撤廃した。
オーストラリアは、来月の新型コロナワクチン接種開始に備える中、政府のワクチン政策の正当性を強調した。これに先立ち、一部の医療団体がアストラゼネカ製ワクチンの有効性が不十分との懸念を理由にワクチン配布を一時停止するよう求めていた。
米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナワクチン候補が1回の接種で長期間持続する免役応答をもたらしたことが、初期の安全性試験で明らかになった。
J&Jの1回接種ワクチン、免疫応答が長期間持続-初期試験結果
J&Jのコロナワクチンの使用許可が下りるのは3月にずれ込む可能性がある。これは米保健当局者が示していた予想より数週間遅い。1回のみの接種で済むJ&Jのワクチンについて、トランプ米政権の「ワープ・スピード作戦」関係者は2月半ばにも米食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可(EUA)を取得するとの見通しを示していた。
米国の新型コロナ入院患者数は今週ほぼ横ばいとなっており、昨年9月以来の減少に転じる公算が大きい。
COVIDトラッキング・プロジェクトによると、北東部と中西部では前の週を下回っている。西部では0.8%増えたが、増加率は10月1日以来の低さ。南部では前週比で4.2%増加した。
英国では13日、コロナ検査で陽性結果が出てから28日以内に死亡した人の数が1564人増え、1日当たりの最多となった。イングランドは3回目のロックダウン(都市封鎖)の2週目に入った。
ジョンソン英首相は同日、現行の措置がうまくいっている初期段階の兆しがあると指摘しながらも、一層厳しい規制の可能性を排除しなかった。
ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界のコロナ感染者数は累計9200万人を超え、死者数は197万人を上回っている。世界ではこれまでに3240万回余りのワクチン接種が行われた。
コロナワクチン接種に関するCDCの新たな指針に基づき、カリフォルニア州もニューヨーク州やニュージャージー州に続いて65歳以上の住民の接種を始める。これまでは医療従事者や介護施設の入居者に限られていた。
カリフォルニア州の入院患者は2万2500人を超え、集中治療室(ICU)の収容能力は限界にある。1日当たりの死者数は平均450人を上回っている。
トルコ当局は科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)のコロナワクチンを緊急許可した。コジャ保健相は同ワクチンの安全性試験が完了し「十分に安全だ」と指摘。市民に接種を呼び掛けた。
原題:First China Death Since April; Disney Site Opens: Virus Update(抜粋)
California Expands Vaccinations; U.K. Death Record: Virus Update(抜粋)