ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が17日、療養先のドイツからモスクワに戻り、直後にロシア警察当局に拘束された。プーチン大統領を厳しく批判してきたナワリヌイ氏は、毒殺未遂に遭ったとみられドイツで治療を受けていた。拘束を受け、欧米諸国とロシアとの間で緊張が高まる公算が大きい。
ナワリヌイ氏(44)のユーチューブでのライブ配信映像には、ベルリンから航空機でモスクワに到着した同氏を入国審査の場で当局者が待ち受ける様子が映っている。国営タス通信によれば、ロシア連邦刑執行庁はナワリヌイ氏が執行猶予の条件を破ったために拘束されたと説明している。
拘束される直前、同氏はドイツから同行した記者団に対し「ここは私の故郷だ」とし、「何も恐れていない」と語った。
Алексей через минуту проходит погранконтроль pic.twitter.com/udtCV88c9g— Кира Ярмыш (@Kira_Yarmysh) January 17, 2021
原題:Putin Critic, Poison Victim Navalny Detained on Return to Moscow(抜粋)