【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は22日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から346人増え、累計7万4262人になったと発表した。市中感染が314人、海外からの入国者の感染が32人だった。1日当たりの新規感染者数は19日以来、3日ぶりに400人を下回った。

 昨年11月中旬から流行の「第3波」が本格化し、1日当たりの新規感染者数は12月下旬に1200人台に達したが、今年に入って徐々に減り始め、この日は2カ月ぶりの低水準となった。

 新たに確認された市中感染者314人を地域別にみると、ソウル市が113人、京畿道が102人、仁川市が8人で、首都圏が223人を占めた。

 首都圏以外の地域では釜山市が23人、慶尚南道が21人、慶尚北道が12人、江原道が8人、忠清南道と全羅南道がそれぞれ7人、大邱市が5人、光州市と蔚山市、済州道がそれぞれ2人、大田市と忠清北道がそれぞれ1人だった。

 主な感染事例をみると、プロテスタント系宣教団体が運営する慶尚北道尚州市の施設に関係する感染者が計797人に増え、京畿道竜仁市の教会に関連した感染者は計224人となった。このほか、ソウル市江南区のサウナ、京畿道光明市の保険会社、京畿道華城市の製造業者、忠清南道天安市の郵便局などに関連して新たな感染者が確認された。

 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは32人で、うち9人は空港や港湾での検疫で判明し、23人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 死者は前日から12人増えて計1328人となった。韓国国内の平均致死率は1.79%。重篤・重症患者は前日から18人減り、299人となっている。

 21日の検査件数は4万4618件で、前の日に比べて862件少なかった。