[22日 ロイター] – 国際オリンピック委員会(IOC)は、今夏の東京五輪・パラリンピック開催実現に向けて、出場する全選手の新型コロナウイルスのワクチン接種を検討している。英紙テレグラフが22日に報じた。

世界保健機関(WHO)と途上国へのワクチン普及を進める国際組織「Gaviワクチンアライアンス」が主導する、発展途上国にも供給を目指す枠組み「COVAX(コバックス)」とIOCが協議を進めているという。

英国オリンピック委員会(BOA)のアンディー・アンソン最高経営責任者(CEO)は22日、より小さな国・地域でのワクチン供給がIOCにとって「とても重要」だとし、「そうすることで、日本へ渡るできるだけ広範囲の人々へのワクチン接種を可能にする」と述べた。