楽天が、データの使用量に応じて段階的に料金を引き下げる新たなプランを発表し、大手がそろって値下げする形になりました。これに対抗しようと、いわゆる格安スマホ会社も相次いで値下げに踏み切り、競争が激しくなっています。
楽天モバイルが29日、20ギガバイト以下の場合、データの使用量に応じて段階的に料金を引き下げる新たなプランを発表し、政府からの要請に応えて大手がそろって値下げする形になりました。
これに対抗しようと、大手から回線を借りてサービスを提供している、いわゆる格安スマホ会社も相次いで値下げに踏み切りました。
このうち、日本通信が16ギガで月額1980円、Y.Uーmobileが5ギガで1490円など、「マイネオ」を展開するオプテージが5ギガで1380円などと、料金の値下げを表明しています。
このほか、IIJなども値下げを検討しているということです。
通信業界に詳しいMM総研の横田英明研究部長は「大手の値下げによって、格安スマホは厳しい状況に置かれている。大手による寡占がさらに進むことを避けるためにも、格安スマホ各社が回線を借りるために支払う接続料を一層引き下げることなどが求められる」と指摘しています。