厚生労働省は5日、東京、大阪、宮城、愛知、福岡の5都府県で住民約1万5000人を対象に新型コロナウイルスの抗体検査を実施した結果、東京は0・91%、大阪は0・58%、宮城は0・14%、愛知は0・54%、福岡は0・19%が陽性だったと発表した。田村憲久厚労相は記者会見で「自治体でばらつきがあるが、いずれも1%足らず。集団免疫(を獲得した状況)ではないので、引き続き感染に対してご努力いただきたい」と述べた。
この検査は、2020年12月14~25日、5都府県でそれぞれ3000人前後を無作為に抽出して調べた。米食品医薬品局(FDA)が緊急使用を許可した異なる2種類の方法を用い、両方で陽性となった人を「陽性者」として数えた。