[ベルリン 10日 ロイター] – ドイツは新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を3月7日まで延長する。メルケル首相と16州の州首相が10日、合意した。ただ学校や理髪店などはこれより早く再開が許可される可能性がある

メルケル首相は記者会見で「新型コロナ変異株が現実的な問題になっており、感染率が上昇するのは承知している。現時点での問題は、どの程度速く感染率が上昇するかだ」と述べた。

ドイツは昨年12月半ばに厳しいロックダウン措置を導入。ただ州首相と会合で一部例外が合意された。理髪店・美容院は3月1日付で営業を再開できるほか、学校の対面授業の再開については各州政府が独自に決定できる。その他については、人口10万人当たりの新規感染が35人以下の状態が7日間続けば、段階的に再開する。

メルケル首相はこれまで、新規感染者数の7日平均が人口10万人当たり50人に減少することを規制緩和の目安に挙げていた。ロベルト・コッホ研究所の10日の発表によると、現在は68人となっている。