【イスタンブール時事】イスラエル保健省は20日、新型コロナウイルスによる死亡例が米ファイザー社製のワクチンを2度接種することにより、98.9%減少したとする調査結果を発表した。保健省のレビ事務局長は声明で「イスラエルは、ワクチンの効果を(試験でなく)現実の世界で示す最初の国だ」と強調し、国内での接種をさらに進める姿勢を示した。
米保健当局「安全性問題なし」 ワクチン接種開始1カ月―新型コロナ
保健省の調査は、2月13日の時点で、その2週間前までに2度目の接種を終えた人々と、ワクチン未接種の人々を比較した結果という。発症率全体については95.8%低下した。
イスラエルではこれより先、国民が加入する保健維持機構(HMO)がワクチンについて高い有効性が認められることを明らかにしていたが、保健省としてもこれを確認した形だ。