欧州連合(EU)は、EU当局だけでなく他の国・地域の当局が承認した新型コロナウイルスワクチンも対象とした接種証明書を提案する。証明書を有する者は域内の移動が容易になる可能性がある。
ホワイトハウスのサキ大統領報道官は、米ファイザー・独ビオンテック製と米モデルナ製の各ワクチンの州・先住民・海外領土への来週の出荷量が1580万回分に増加するとの見通しを示した。今週は1520万回分。
米ニューヨーク州は10日からワクチン接種対象年齢を従来の65歳以上から60歳以上に引き下げる。
ファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンは、ブラジルと英国、南アフリカ共和国で最初に見つかった変異株に有効であることが新たな研究調査で分かった。
他の欧州諸国に続き、ノルウェーも英アストラゼネカ製ワクチンの高齢者への接種を認めた。同ワクチンはインドネシアでも緊急使用が認められた。
米航空会社の団体はバイデン政権に対し、新型コロナワクチン接種や検査結果を証明する書類の基準策定で主導的な役割を果たすよう促した。
米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによれば、米国の感染者数は7日までの1週間で42万285人(1.5%)増え、約1年前のパンデミック(世界的大流行)開始以降で最も低い増加率となった。一方、世界の感染者数の増加ペースは再び加速している。数週間前は一時、新規感染者数が昨年10月以来最少となっていた。
ジョンズ・ホプキンズ大のデータによると、世界のコロナ感染者数は1億1730万人を超え、死者数は260万人を突破。ブルームバーグのワクチン・トラッカーによれば、 世界のコロナワクチン接種は計3億1200万回を上回った。
原題:Austin Defies Texas on Masks; U.S. Shipment Boost: Virus Update(抜粋)