[11日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)が11日に公表した統計によると、2020年第4・四半期の国内の家計資産は130兆2000億ドルと、過去最高を記録した。

内訳では、株式が4兆9000億ドル、不動産が約9000億ドルそれぞれ拡大。現金や預金残高の合計額も6427億ドル増え、過去最高となる14兆1000億ドルに膨らんだ。政府による新型コロナウイルス関連対策の給付金が貯蓄に回ったとみられる。

バイデン大統領はこの日1兆9000億ドル規模の追加経済対策法案に署名、同法は成立した。この結果、約1億6000万世帯を対象にさらに1400ドルの現金が支給される。

家計債務は年率で6.5%増加し、前四半期の5.7%から加速。住宅ローンの増加が影響した。住宅ローン残高は10兆9000億ドル。クレジットカード債務残高は9749億ドルだった。