[11日 ロイター] – 米国株式市場は主要株価3指数が上昇して取引を終えた。S&P総合500種とダウ工業株30種は最高値を更新。インフレ懸念が緩和する中、新規失業保険申請件数の減少や新型コロナウイルス追加経済対策法の成立を受け、景気回復への期待が強まった。
最近値下がりしていた大型ハイテク株のマイクロソフト、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コムが上昇を主導し、S&Pは2月16日に付けたこれまでの最高値を上回った。
ダウが最高値を更新するのは4営業日連続。ハイテク銘柄が多いナスダック総合は、2月12日に付けた最高値を今週初めに10%超下回り調整局面入りが確認されたが、現在は5%弱下回る水準まで持ち直している。
バイデン大統領は11日、1兆9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策法案に署名し、同法は成立した。
11日に発表された3月6日までの1週間の新規失業保険申請件数は71万2000件と、前週の75万4000件から減少。市場予想は72万5000件で、予想以上に改善した。