[26日 ロイター] – 27日の「国軍記念日」を前にミャンマー各地で26日、軍事政権に対する抗議デモが行われ、目撃者や地元メディアによると4人が死亡した。
南部の都市ベイでは、治安部隊がデモ参加者に発砲し、2人が頭部に銃弾を受けて死亡したほか、他に2人が殺害された。抗議デモはマンダレーやサガイン、カレン州やチン州でも行われたという。
ミャンマーのニュースサイト、ミャンマー・ナウはヤンゴンにある政権与党だった国民民主連盟(NLD)の本部に26日朝、何者かが複数の火炎瓶を投げ込んだと報じた。死傷者は出ていないという。
こうした中、国軍はミャンマー国営放送(MRTV)を通じて、デモ参加者には「頭部と背中をめがけて発砲されるリスクがある」と警告した。
ミャンマーの人権団体、政治犯支援協会(AAPP)によると、クーデター発生以来、当局の弾圧により少なくとも320人が死亡した。
25日は9人が治安部隊に殺害されたと明らかにし、記念日を前に抗議行動を抑え込もうとしていると指摘した。