[29日 ロイター] – 米半導体装置メーカー、アプライド・マテリアルズは29日、旧日立製作所系のKOKUSAI ELECTRICを22億ドルで米投資ファンドKKRから買収する計画を断念したと発表した。中国の規制当局の承認が得られなかったという。
米中の通商関係を巡る緊張がさらに高まる中での発表となった。
アプライドは、データセンター、第5世代(5G)移動通信システム用携帯電話、人工知能(AI)搭載機器向けのメモリーチップ需要増を見越し、2019年に買収を発表していた。
買収断念を受け、アプライドはKKRに1億5400万ドルの契約解除料を支払うという。