[29日 ロイター] – 米ニューヨーク州のクオモ知事は29日、新型コロナウイルスのワクチン接種対象を30歳以上に拡大するほか、4月6日以降は16歳以上の全ての成人が接種可能になると表明した。
先週には接種対象を50歳以上に引き下げたばかり。同州および隣接するニュージャージー州は、人口当たりの感染者数が全米で最悪となっており、ワクチンの速やかな接種が求められる。
クオモ氏は声明で「新型コロナを打ち負かすための戦いにおいて、記念すべき一歩を踏み出した」とした上で、「トンネルの先には光が見えているが、そこにたどり着くまでは市民一人ひとりがマスクを着用し、社会的距離を保ち、全ての安全ガイドラインに従うことがこれまで以上に重要だ」と強調した。
バイデン大統領は、4月19日までに成人の90%をコロナワクチンの接種対象にするとしている。