【モスクワ聯合ニュース】在北朝鮮ロシア大使館は1日、平壌駐在の外交官が大量に国外に脱出し、現在9カ国の大使しか残っていないとフェイスブックで伝えた。新型コロナウイルスの防疫で厳しい制限措置が取られ、深刻な物資不足が起こっているという。
同大使館によると、英国、ベネズエラ、ブラジル、ドイツ、イタリア、ナイジェリア、パキスタン、ポーランド、チェコ、スウェーデン、スイス、フランスの代表部も閉鎖され、国際人道支援機関の外国人職員も全員が脱出したという。防疫のため前例のない厳しい制限措置が取られていることや医薬品を含む生活必需品が不足していることに言及しながら、「平壌を去る人たちのことは理解できる」と伝えた。
現在平壌に残っている外国の大使は9人、大使代理が4人で、これらの国も最小限の人員しか残っていないという。
同大使館は外交官ら外国人の脱出が相次いでいると報告した上で、今も平壌に残っている外国人は290人以下だと伝えた。