→ファウチ氏、米国はアストラ製ワクチン不要になる可能性-ロイター
→中国雲南省・瑞麗市で2日からワクチン接種開始
米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンについて、たとえ米当局の承認を受けたとしても米国には不要となる可能性があるとの見解を示した。ロイター通信がインタビューを引用して報じた。
米食品医薬品局(FDA)は米モデルナ製新型コロナワクチンについて、利用可能な数を増やすため、緊急使用許可(EUA)の規定を2カ所修正した。
中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)は同社の新型コロナワクチン「コロナバック」の年間生産能力が20億回分に達したと明らかにした。
中国では、クラスターが発生して大規模検査が実施されているミャンマー国境近くの雲南省・瑞麗市で、2日から新型コロナワクチン接種が始まった。
英国の医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は、ここ数週間にアストラ製の新型コロナワクチンに関連付けられていた血栓の症例の報告を新たに25件受けた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)がMHRAのウェブサイトに掲載された報告を引用して伝えた。
カナダ・オンタリオ州は4週間の非常事態を宣言した。同州では集中治療室の新型コロナ患者数が過去最多を更新していた。チリは感染急拡大を受け、4月の1カ月間、国境を封鎖する。
米国の大多数の州の司法長官はツイッターとイーベイ、ショッピファイに連名で書簡を送り、各社のサイトで偽の新型コロナワクチン接種証明書が販売されているとして、対策を促した。
ホワイトハウスのサキ報道官は、製造施設1カ所での生産過程のミスで米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製ワクチン1500万回の成分が影響を受けた問題について、同社がワクチン納入目標を達成すると政権として確信していると述べた。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、今週公表された新型コロナの起源に関する報告書には国際調査団による次のステップの勧告が多く含まれており、追加的な評価の実施をWHOとして期待すると述べた。
中国がWHO事務局長に反論、コロナ起源は科学者の結論尊重
米ニューヨーク市保健当局トップのデーブ・チョクシ氏はイースター(復活祭)とパスオーバー(ユダヤ教の過ぎ越しの祭り)の休暇中、感染に注意するよう市民に呼び掛けた。同市では新規感染者数が高止まりしているほか、変異種の割合が70%を超えている。
米J&J製コロナワクチン1500万回分に影響、生産過程のミスで
米ファイザーとドイツのビオンテックが共同で開発した新型コロナワクチンは、接種から半年後も極めて高い有効性を保った。両社が1日発表した長期的効果に関する新たな報告書で明らかになった。ワクチンの最終臨床試験に参加した4万6307人について追跡調査した結果、2回目の接種後1週間後から半年後までの間に有症状の感染を91.3%防いだことが示された。
ファイザー製コロナワクチン、2回目接種の半年後も91%以上の有効性を
米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計データによると、世界の感染者数は1億2930万人、死者数は280万人をそれぞれ上回った。ブルームバーグのワクチン・トラッカーによれば、世界全体のワクチン接種は計6億800万回を超えた。
原題:Fauci on AstraZeneca Shots; Sinovac Milestone: Virus Update(抜粋)