[9日 ロイター] – 米アマゾン・ドット・コムのアラバマ州物流拠点で行われた労働組合結成の賛否を問う従業員投票は9日、反対が賛成を2倍以上上回った。しかし、賛成派は投票妨害があったとして結果に異議を唱えている。
投票を統括している独立政府機関の全米労働関係委員会によると、反対は1798票、賛成は738票。組合結成には過半数の賛成が必要だった。
賛成派、反対派ともに個々の投票用紙の有効性や投票プロセスに異議を唱える権利を有しているが、投票集計担当者は、結果に影響を与えるほどの異議申し立てはなかったと明らかにした。
アマゾンの株価は午後の取引で1.8%上昇した。
一方、アマゾン従業員の組合結成を目指す労働組合、小売・卸売・デパート組合(RWDSU)は、アマゾンが従業員の投票権を妨害したとして異議を申し立てていると発表した。