【ワシントン時事】米国務省は、米政府当局者と国交のない台湾の当局者との接触規制を緩和する新指針を策定した。プライス国務省報道官が9日発表した。「(米台の)非公式の関係深化を反映した」としている。中国政府は反発するとみられる。

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 国務省によると、新指針では、米当局者は米政府庁舎で台湾当局者と実務レベルの会合を行ったり、台湾の在米大使館に相当する台北経済文化代表処での会合に参加したりすることが認められる。
 同代表処は声明で「(新指針は)米台当局者のより緊密な交流につながる」と歓迎。国際保健や経済などの面で米台の協力が拡大していると強調した。