男子ゴルフのメジャー、マスターズ・トーナメントは11日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で最終ラウンドが行われ、2位に4打差11アンダーの首位でスタートした松山英樹(29)は安定したプレーを見せ、4バーディー、5ボギーの73で回り、通算10アンダーの278で、2位のウィル・ザラトリス(米国)に1打差をつけて優勝。日本選手初のメジャー制覇をマスターズで達成した。

 出だしの1番でボギーをたたいたが、すぐ2番のロングホールで取り返し、8、9番でもバーディーを奪った。後半は12、15、16、18番をボギーでスコアを落としたが、耐えるプレーで追いすがる2位以下を退けた。

 松山はアマ時代の2011年に初出場して以来、10度目の出場で初のグリーンジャケットに袖を通した。これまでは15年の5位が最高。メジャーでは17年の全米オープンで2位になったことがあった。

松山、優勝は「セルフコントロール」 緊張の中で日本選手初のメジャー制覇導く