米半導体メーカー、エヌビディアは12日、同社初となるサーバーマイクロプロセッサーの投入を明らかにした。米インテルにとって最も収益性の高い市場にさらに食い込み、同社を猛追する。このニュースを受け、米株式市場でインテルの株価が下落、一時5.2%下げた。一方、エヌビディアは一時6%余り上昇した。
グラフィックス用半導体を手掛けるエヌビディアは、英半導体設計会社アームの技術を基に中央演算処理装置(CPU)を設計した。エヌビディアはソフトバンクグループからアームを買収することで合意している。
エヌビディアは主催したオンライン行事で、スイス国立スーパーコンピューティングセンター(CSCS)と米エネルギー省のロスアラモス国立研究所がこのCPUの最初のユーザーになると発表した。
CPUの開発コード名は「グレース」。市場への投入は2023年初めを見込んでいるという。
原題:Nvidia to Make Central Processing Units, Going After Intel (1)(抜粋)