[台北 12日 ロイター] – 台湾国防部(国防省)は12日、戦闘機や核搭載可能爆撃機を含め25機の中国軍機が台湾の防空識別圏に侵入したと発表した。これまでで最大規模の侵入となる。
米国務省は9日、台湾政府との接触制限を緩和する新たなガイドラインを発表したばかりで、中国の行動は米台の接近をけん制する狙いがあるとみられる。
侵入したのは戦闘機「殲16」が14機、「殲10」が4機、爆撃機「轟6K」が4機、対潜哨戒機「運8」が2機など。
台湾は、中国軍機に対し戦闘機で対応、警告を発するとともに、ミサイルのレーダーシステムによる監視を行った。
ブリンケン米国務長官は11日、中国が台湾への圧力を高めていることに懸念を示し、西太平洋の現状を無理やり変更しようとするのは「重大な間違い」になると警告した。