[15日 ロイター] – 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は15日、米経済が新型コロナウイルス禍から立ち直るにはまだ長い道のりがある一方、見通しは改善しつつあるという考えを示した。

スワースモア大学のオンラインイベントで「政策目標である最大雇用と物価安定の達成には程遠いが、進捗はしており、経済の見通しは明るくなっている」と語った。

また、コロナ危機の影響でマイノリティーは質の高い教育や仕事、信用を得ることが困難となるなど、既存の人種格差が悪化したと指摘。政策当局者はこうした格差を認識しながら、支援に向けて行動することが重要であると述べた。