[モスクワ 19日 ロイター] – ロシアの国立ガマレヤ研究所と政府系ファンド、ロシア直接投資基金(RDIF)は19日、同国製の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」を接種した380万人の診療データを分析した結果、97.6%の有効性が示されたと発表した。

先行して行われた大規模臨床試験で示された有効性(91.6%)よりも高く、他のコロナワクチンと比べても好結果だった。

研究では、国のワクチン接種計画の一環でスプートニクVを2回接種したロシア人380万人のデータを分析した。

スプートニクVを支援するRDIFのキリル・ドミトリエフ総裁は「スプートニクVが全てのワクチンの中で、最もコロナウイルスの予防率が高い部類に入ることが確認された」と述べた。

研究結果は専門家による査読を経て来月、医学誌に掲載される予定。