[23日 ロイター] – 田辺三菱製薬のカナダ子会社メディカゴは23日、同社が開発する新型コロナウイルスワクチンについて、リアルタイムで臨床試験(治験)データを評価する逐次審査がカナダ当局によって認められたと明らかにした。
メディカゴは英グラクソ・スミスクライン(GSK)と共同で、アジュバント添加ワクチンの後期治験を実施中。ワクチンの安全性および有効性に関するデータが入手でき次第、カナダ保健省にデータを提出すると述べた。中期治験の結果は4月中の公表を予定している。
メディカゴのワクチンは植物由来で、コロナウイルス様粒子(CoVLP)技術を活用。ウイルス様粒子(VLPs)として発現した組み換えスパイクタンパク質をGSKのアジュバントと組み合わせている。このアジュバント添加ワクチンは今年2月、米食品医薬品局(FDA)からファストトラック(優先承認審査)の指定を受けている。