【北京時事】中国の王毅国務委員兼外相は23日夜、米シンクタンク「外交問題評議会」とのオンライン会合で、「民主の形式が米国と異なるだけで、中国に『権威』『専制』のレッテルを貼るのは民主的な態度ではない」と述べ、米中対立を「民主主義国と権威主義国の争い」と位置付けるバイデン政権を批判した。中国外務省が発表した。
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王氏は「民主とは、米国で原液を生産して全世界同じ味になるコカ・コーラではない」と語り、中国は国情に合った「社会主義民主政治」を実行していると主張。「米国は中国が選択した道や制度を尊重するよう望む」と強調した。