[リオデジャネイロ 29日 ロイター] – ブラジルの新型コロナウイルス感染症による死者数が累計で40万人を突破する見込みとなった。米国に続き世界2番目となる。専門家はワクチン接種の遅れや制限措置の緩和により、1日当たりの死者数が数カ月にわたって高止まりしかねないと警告している。

ブラジルの1日当たりの死者数は4月上旬に4000人を超えピークを付けたが、その後はやや減少しており、多くの地方自治体がロックダウン(都市封鎖)措置を緩和している。

ただ、専門家はワクチンだけではウイルスを抑制することができないため、この緩和によって向こう数カ月間は死者数が増加し続けるだろうと警告。1日当たりの死者数は今後も平均で2000人を上回ると予想されている。