[ワシントン 30日 ロイター] – 米政権は30日、新型コロナウイルス感染抑制策の一環で実施している国内の公共交通機関でのマスク着用義務を9月13日まで延長すると発表した。
同規則は2月1日に導入され、当初は5月11日まで実施されることになっていた。空港、民間航空機、路線バス、通勤バス、鉄道などで労働者や利用者が対象となる。
米主要航空会社を代表する業界団体エアラインズ・フォー・アメリカ(A4A)はマスク着用義務の延長を歓迎。「感染リスクを抑制する上でマスクは重要な役割を果たしている。機内でこのような義務を果たす上で、乗務員の能力が大幅に強化された」とした。
米運輸保安庁(TSA)は、2月1日以降、マスク着用を拒否するケースが約2000件報告されたとし、必要に応じ、民事上の罰則を検討するとした。