東京と大阪で行われる新型コロナウイルスワクチンの大規模接種は、17日から予約の受け付けが始まります。政府は、接種を加速させ、7月末までの高齢者の接種完了につなげたい考えです。
受け付け対象地域は段階的に拡大
政府が、東京と大阪に開設する大規模接種センターの予約の受け付けは、東京分が午前11時ごろから、大阪分が午後1時ごろから始まります。
混乱を避けるため、
▽17日から1週間は、東京23区と大阪市に住む65歳以上の高齢者に限って受け付けられ、
▽今月24日から、東京都と大阪府、
▽今月31日からは、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県と大阪、京都、兵庫の2府1県へと、受け付けの対象地域が段階的に拡大されます。
予約はインターネットのみ
予約は、防衛省のホームページや、通信アプリのLINEなどを通じてインターネットでのみ受け付けられ、電話での受け付けは行われません。
一方、接種センターでは、自治体とシステムがつながっていないため、二重の予約を防ぐ仕組みが整っておらず、予約が重複した場合、ワクチンがむだになるおそれもあるとして、防衛省は、いずれかの予約を速やかに取り消すよう呼びかけています。
接種は、来週24日から、医師や看護師の資格を持つ自衛隊員などによって行われ、1日の最大接種人数は東京で5000人程度、大阪で2500人程度から、最終的には東京で1万人、大阪で5000人が可能となる見通しです。
政府は、センターの開設で接種を加速させ、自治体による接種と合わせて、7月末までの高齢者の接種完了につなげたい考えです。