【ニューヨーク、イスタンブール時事】米AP通信のプルイット社長兼最高経営責任者(CEO)は15日、パレスチナ自治区ガザにあるAP通信支局の入ったビルがイスラエル軍に空爆されたことを受け、「非常に動揺させられる事態だ。人命を失うことを間一髪で回避した」とする声明を発表した。イスラエル政府に対し、情報を求めていると説明した。
声明によると、APには事前に空爆の警告があり、建物内にいたAP記者やフリーランスの十数人は避難に間に合ったという。プルイット氏は「きょう起きたことにより、世界はガザで何が起きているのかを(これまでよりも)知りにくくなる」と批判した。
一方、同じビルに入居していた中東の衛星テレビ局アルジャジーラは声明で「最も強い言葉で非難する。イスラエル政府に行動の責任を取らせるため、あらゆる手段を追求する」と強調した。