19日の取引で、幅広い暗号資産(仮想通貨)が急落。仮想通貨ブームは今後も続くのか、その耐性が試されている。
コインゲッコーが調査する7000種類以上の仮想通貨の時価総額は、過去1週間で6000億ドル(約65兆5000億円)余りが吹き飛び1兆9000億ドルとなった。最大手のビットコインは19日に11%下落して4万ドルを割り込んだ。今年4月に記録した最高値からは約2万5000ドル値下がりした。イーサは25%安の2500ドル前後となっている。
下落の要因は、米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がビットコインの過大な電力消費に懸念を示したことや、規制当局による仮想通貨投資への取り締まりリスクなどさまざまだ。仮想通貨の急伸によって大幅な利益がもたらされたとして、利益を確定するトレーダーもいる。
オアンダのシニア市場アナリスト、ジェフリー・ハレー氏はリポートで、4万ドルの節目はビットコインにとって「決定的に重要な水準」であり、3万ドル割れはないとは言い切れないとの見方を示した。
Tokens Tumble
原題:Crypto Tumble Wipes $600 Billion Off Digital Tokens in a Week、*ETHEREUM SINKS 25% TO ABOUT $2,500 AS CRYPTO ROUT ACCELERATES、*BITCOIN FALLS TO NEW LOWS FOR THE DAY, EXTENDING SLIDE TO 11%(抜粋)