【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州議会は20日の本会議で、EUが中国と昨年末に基本合意した投資協定の承認手続きを「凍結」する決議を賛成599反対30で採択した。新疆ウイグル自治区での人権問題に関するEUの対中制裁に反発した中国が3月、欧州議会議員らに報復制裁を科したことを踏まえた動き。

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 決議では、報復制裁は「根拠がなく恣意(しい)的で、言論の自由への攻撃に等しい」と強く非難。解除されない限り、投資協定の審議に一切応じない姿勢を明確にした。