[ワシントン/アンドルーズ統合基地(米メリーランド州) 27日 ロイター] – 米情報機関を統括する国家情報長官室(ODNI)は27日、新型コロナウイルスの起源を巡り、感染した動物との接種もしくは研究所の事故という2つの説が考えられていることを確認し、国内の17情報機関のうち2つは動物由来説、1つは研究所事故説に傾いていると明らかにした。
「米情報機関はウイルスの感染がどこから、いつ、どのように始まったのか明確に把握してないが、可能性の高い2つのシナリオが考えられている」と指摘。同時に「一方の説が他方よりも可能性が高いと判断する十分な情報に欠く」という見方が大勢とした。
バイデン米大統領は26日、新型コロナ起源を巡り「明確な結論に近づくことができるよう、米情報機関に対し情報の収集・分析に関する取り組みを強化し、90日以内に報告するよう要請した」と述べた。
バイデン氏は27日、情報機関による詳細な調査報告書を全面的に公開する可能性が高いと述べた。