[グアテマラ市 7日 ロイター] – ハリス米副大統領は7日、初外遊として中米グアテマラを訪問し、ジャマテイ大統領と不法移民や汚職への対応策について協議した。

ハリス氏はジャマテイ大統領との共同記者会見で不法移民問題について「多くの人は故国を離れたいと思っていないと、ジャマテイ氏と話し合った」とし、米国に向けて危険な旅をしないよう呼び掛けた。

その上で、司法省、国務省、財務省で構成するタスクフォースが地元当局と協力して、移民を巡る中米における違法な活動を取り締まると表明した。

ハリス氏は「ともに協力していくことが、両国の利益になる」と表明。ただ汚職対策の具体的な方法では見解が一致しなかった。

このほか、米国がグアテマラに新型コロナウイルスワクチン50万回分を提供することを確認した。

ハリス氏は8日にメキシコを訪問する。

バイデン政権はこの日、不法移民対策のタスクフォースの概要を発表。ガーランド司法長官によると、名称は「共同タスクフォース・アルファ」で、人身売買に関与している「最も活発で危険な」グループを取り締まるほか、汚職対策にも関与する。