2019年6月の香港警察本部包囲デモをめぐり、昨年12月に無許可集会を扇動した罪などで禁錮10月の実刑判決を受けて服役していた香港の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)氏(24)が12日、出所した。
周氏は車で施設を離れ、報道陣にコメントしなかった。香港メディアの中継映像をみると、周氏は白いTシャツにマスク姿。約半年の獄中生活で少しやせたようにみえる。
周氏は今年2月、「刑務所での生活は心身ともにつらいので、6月に刑務所を出たら、少し身体を休ませたい」と代理人を通じて会員制交流サイト(SNS)に投稿している。
ただ、周氏は昨年8月、香港国家安全維持法(国安法)違反容疑でも逮捕されており、捜査は続いているとみられる。