[15日 ロイター] – 中国電子商取引最大手アリババ・グループの蔡崇信(ジョセフ・ツァイ)副会長は15日、同社の創業者である馬雲(ジャック・マー氏)が「身を潜めている」ものの、趣味や慈善活動に専念していると明らかにした。

中国国家市場監督管理総局(SAMR)は4月、アリババが独占禁止法に違反したとして、罰金180億元(27億5000万ドル)を科したと発表した。馬氏が昨年10月、国の規制制度を批判したことを受け、同グループは厳しい監視の対象になっていた。昨年11月に予定されていたアリババ傘下のアント・グループの新規株式公開(IPO)も延期された。

それ以降、馬氏は公の場にほとんど姿を見せていない。

蔡氏はCNBCに対し、アリババが事業の再編や反トラスト規制、罰金に直面したとしつつも、「過去のことであり、われわれは前を向いている」と語った。

※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください