米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)は、新型コロナウイルスのワクチンを接種した従業員全員が9月初旬のレーバーデー明けに職場復帰することを見込んでいる。それに続いて、ワクチンを接種していない職員の職場復帰に向けた計画策定に取り組む。
英国では1日の新規感染者数が1万1000人余りと、2月半ば以来の高水準となった。インドで最初に確認され、感染力が強い変異株「デルタ」による感染拡大が同国でピークに達するのはまだ数週間先かもしれないと、一部専門家は警告している。
一方、英国政府はコロナワクチン接種を完了した人について、「アンバー」に分類した国・地域に渡航して帰国する際に隔離措置を不要とすることを検討している。承認されれば、米国や欧州を含む150余りの国・地域への観光旅行が再開可能となる。
世界保健機関(WHO)がアフリカ大陸のコロナ感染拡大について警告した。感染者は前週比20%余り増えて累計500万人を超え、感染第3波を抑え込む「緊急の行動」が必要だと、WHOのモエティ・アフリカ地域事務局長がバーチャル形式の記者会見で述べた。
南アフリカ共和国では24時間の新規感染者が1万3246人となった。感染症対策当局の発表によればコロナ検査の陽性率は21.7%と、1月以来の高水準。
香港は、大半の国・地域から渡航するワクチン接種完了者に対し、入境時の隔離義務を最大21日から7日に短縮することを計画している。抗体を持つと検査で確認されることが条件。事情を知る複数の関係者が明らかにした。
米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は1億7700万人、死者数は383万人をそれぞれ超えた。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計24億7000万回を上回った。
原題:U.K. Cases Surge; BofA Sets Office Return Plan: Virus Update(抜粋)