[17日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)が17日に発表したデータによると、昨年の住宅ローン組成件数が急増した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う低金利環境や在宅勤務への移行が背景という。

2020年の住宅ローン組成件数は19年から約530万件(67.1%)増加。1─4人家族向け物件の住宅ローンの借り換えが150%急増した一方、住宅購入ローンは6.7%増加した。

住宅購入ローンのうち、アフリカ系の割合は7.3%と、19年の7.0%から上昇。一方、ヒスパニック系は9.2%から9.1%、アジア系は5.7%から5.5%にそれぞれ低下した。

また、低・所得者層向けの住宅購入ローンの割合は28.6%から30.4%に上昇した。