[ジュネーブ 21日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)当局者は21日、来月23日に開幕する東京五輪のリスク評価と管理について、大会組織委員会や国際オリンピック委員会(IOC)と週内に再び協議すると明らかにした。

WHOで緊急事態対応部門を統括するマイケル・ライアン氏は記者会見で、「診断、検査、監視、物理的距離、換気など多くの事項に関する対策を検討する」と表明。日本の過去1週間の100万人当たりの新型コロナウイルス感染者数は80人と他の多くの国と比べてはるかに低いとし、「(日本で)先週にかけて感染率が継続的に低下したことに安堵している」と述べた。

東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会やIOCは21日、五輪の観客上限を定員の50%以内、1万人とすることを決定。感染状況が急変すれば無観客を検討することも申し合わせた。