[ワシントン 28日 ロイター] – 米連邦取引委員会(FTC)が米交流サイト大手フェイスブック(FB)を反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで提訴していた裁判で、首都ワシントン連邦地裁の判事は28日、同社に写真共有アプリ「インスタグラム」や通信アプリ「ワッツアップ」の売却を求めるFTCの主張は「法的に不十分」とし、棄却する判断を示した。
判事は、FBが交流サイト市場で独占的な地位を築いているという主張をFTCは証明できなかったとの認識を示した。FTCは7月29日までに新たな訴状を提出することができる。
さらに、複数州が昨年12月、FBに対し起こしていた訴訟についても、何年も前の買収について異議を唱えることはできないとして、棄却する判断を下した。
連邦地裁の判断を受け、FBの株価は約4.2%上昇した。