株式取引アプリ運営の米ロビンフッド・マーケッツは、金融取引業規制機構(FINRA)から指摘された問題を決着させるため、約7000万ドル(約77億4000万円)を支払う。2020年3月に起きたロビンフッドのサービス中断を巡り、FINRAは同社に監督不備があったとしたほか、投資の初心者など数千人の顧客に高度なオプション取引を容認したと指摘していた。

  FINRAの30日発表によれば、ロビンフッドが支払う制裁金はFINRAが命じたものとしては過去最大。ロビンフッドの不適切な行為で数百万人の顧客が影響を受けたと、FINRAは指摘した。

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  制裁金の内訳は課徴金5700万ドルと、不適切行為で影響を受けた顧客への支払い約1260万ドル。今回の問題決着に際し、ロビンフッドはFINRAの指摘を肯定も否定もしなかった。

原題:Robinhood to Pay Finra-Record $70 Million Penalty Over Lapses(抜粋)