[ジュネーブ 2日 ロイター] – 東京五輪・パラリンピック開幕を控え、国際パラリンピック委員会(IOC)に助言を行っている世界保健機関(WHO)は2日、五輪が新型コロナウイルス感染拡大につながらないよう慎重な対応を呼び掛けた。
欧州ではサッカー選手権「ユーロ2020」の試合開催都市で感染が拡大。WHOの疫学者マリア・バン・ケルコフ氏は記者会見で、ユーロ2020から得た教訓に基づき、IOCと東京五輪・パラリンピック組織委員会に対しどのような助言を行うかとの質問に対し、WHOはユーロ2020から教訓を学んでいるとし、「ウイルスが存在しているのに警戒措置が取られなければ、感染は拡大する。このため警戒を呼び掛けている」とし、「全ての人にリスクに基づき行動するよう呼び掛ける」と述べた。