[ニューヨーク 8日 ロイター] – JPモルガンは8日、新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大に対し、新興国の中でフィリピン、ペルー、コロンビア、南アフリカ、タイが最も脆弱とする分析結果を公表した。
JPモルガンは、デルタ株の感染拡大状況に対するワクチン接種ペースを分析。入院患者数と死亡者数が減少したとしても、医療機関に対する圧力が増大すると警告した。
経済活動再開の基準となるワクチン接種率は国により異なるとした上で、「コロナ禍前の水準回復までの道のりは、フィリピン、ペルー、南アフリカ、タイ、コロンビアが最も長く、シンガポール、トルコ、インド、ブラジルが最も短い」とした。