[20日 ロイター] – 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は20日、上院公聴会で、国内の新型コロナウイルス新規感染の80%以上が「デルタ変異株」になったと明らかにした。ただ、国内で承認済みのワクチンの有効率は90%を超えており、入院と死亡が抑制されていると述べた。
デルタ株は今年に入り、インドで初めて検出。現在は90カ国以上に広まっている。ファウチ氏は、3回目の追加接種(ブースター接種)の必要性について、接種済みの人の免疫水準を追跡する調査の結果に基づき判断すると述べた。
米疾病対策センター(CDC)のロシェル・ワレンスキー所長は、感染による死亡数が過去1週間で1日平均239人と、前週から約48%増加したと報告。マスク着用が引き続き学校での感染拡大抑制に重要な役割を果たすと述べた。